ぼくが中学2年までを過ごした家は、幸いにも戦災を免れたオーソドック7な瓦葺きの和風住宅であったが、この家では2階の窓から出られる庇伝いに一階の大屋根へ移り、それが2階屋根の軒先近くまで上がっている部分から這い上がると、家中で1番高い2階の棟まで達することができた。高い棟にまたがって遠くまで見渡すのは、面白いにしてもややおっかなびっくりだったが、屋根がL宇型に折れ曲る谷の部分で寝そべっているのは、ずっと安全でのんびりした楽しみだった。
(注目サイト)
埼玉県 - さいたま市の新築一戸建て一覧|SUUMO(スーモ)新築一戸建て
http://suumo.jp/ikkodate/saitama/__JJ_JJ010FJ001_arz1030z2bsz1020z2saz101z2taz111.html
石川の新築マンションをエリアから探す|SUUMO(スーモ)新築マンション
http://suumo.jp/mansion/ishikawa/__JJ_JJ010FB001_arz1040z2bsz1010z2taz117.html
徳島の土地をエリアから探す|SUUMO(スーモ)土地
http://suumo.jp/tochi/tokushima/__JJ_JJ010FB001_arz1070z2bsz1030z2taz136.html
この谷の部分には離れた瓦の間に雨水が流れる道として敷かれた銅板があり、そこは瓦のように凹凸がないから寝そべった背中に馴染むし、その上、適当に日に灼けた銅板の暖かさが快いのである。屋根に登るのは子供にとって危険でもあるし、瓦がずれて雨漏りの原因になる恐れもあるから親は固く禁じていたのだが、それでも僕は弟や友だちと共にしばしば屋根の上で時を過ごした。今、その時の気持を思い起こしてみると、これにはたんに高い所へ登る楽しみのほかに、禁じられている場所に行くことから発する魅力があったようだ。